貴族的な感じ

聖地・マリージョアの住人。自らを「天竜人(てんりゅうびと)」と称する。800年前に「世界政府」を作り上げた20人の王達の末裔とされる。

全世界を統べるほどの力をもつ在宅政府の創始者を始祖とする世界貴族の権威は、途方もなく巨大である。彼ら世界貴族の身に何か事があった際には、世界政府は最高戦力・海軍本部「大将」を派遣し犯人に制裁を加えるよう確約している。それほどのバックボーンをもつ彼らの威光は、もはや遮られることが無く、何人も彼らを非難することさえ許されない。市井に繰り出し、目障りだからという理由で一般市民を銃殺するなど、非人道的行為に及んでも黙認されている。

そのような事を無料メル友一つ変えずやってのける彼らは、一般市民を「下々民(しもじみん)」と呼ぶ。そして自分ら「天竜人」に劣る下等な種族であると見なし、区別している。ちなみに市中を巡る時に必ずヤルキマン・マングローブのシャボン玉で出来たマスクを被るようにしているのは、一般人と同じ空気を吸うことを嫌悪しているからだという。

天竜人の奴隷には、天竜人の紋章の焼印が焼きつけられ、これを焼きつけられた者は人間以下とみなされる。

人魚のケイミーが人買いオークションに商品として売りに出された際に、チャルロス聖が即座に惜しげもなく5億ベリーを叫んだところから、世界貴族の資金の底なしさが覗える。